こんにちは、東大OBの山田です。
わたくしは現在、東大生だけの講師をそろえた教育機関を営んでいます。

今日は、受験は戦争だというお話を。。。
あくまで学習戦略が軸です。

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 好むと好まざるにかかわらず、受験においては競争を強いられます。この理由はシンプルで定員が決まっているからです。理論的には資格試験のように一定の水準以上の点数を取れば、全員合格できる仕組みになっていれば、競争は起こりえません。


 受験に限らず、全ての競争、あるいは戦争が起こるのは、対象となる資源が有限であるからです。前述のように受験は定員があり、入学できる枠が限られています。また、領土を争う国家間の戦争や、市場を争う企業間の競争など、事例の枚挙には暇がありません。

 そういう意味では、受験は戦争です。10人受けたら、何人かは落ちる訳ですから。。。だからこそ、受験で勝利するためには、戦略が重要です。そして、戦略性を高めるためには、軍事上のノウハウや経営戦略上のノウハウを身に付けることが非常に大切です。

 しかし、中高生に戦略性を身に付けろと掛け声をかけても、おそらく、何も出来ないでしょう。そういう意味では、ファーストステップとしては、自分で自分の学習方法を考えるということが大切です。というのは、人まねで勉強している人や人の言いなりで勉強している人が、自分に最適な勉強法で勉強している確率は極めて低いからです。

 確かに大部分の受験専門塾がまとめた問題集をこなすだけで一定のレベルの学習の質が実現できることは否定しません。ただ、その場合でさえ、あくまでも自分で学習方法を評価し、選択するスタンスでいないと、ギリギリの勝負になってくるときに差が出ます。

 東大生の面接をしていても、優秀な層は非常に創意工夫をして勉強に取り組んで成果を挙げています。一方で、東大生といえども、塾や予備校のいいなりで受かっただけの人は根本的な考える力が弱いといわざるを得ません。

 最後は自分でいかに考えて学習に取り組めるかです。無論、初めはサポートが必要でしょう。ただ、徐々に自立していかないことには、競争での勝利は覚束ないでしょう。
 一部に競争を悪く見る向きはありますが、学校側の生徒の収容可能枠に限りがあり、受験以上に公平な枠の割り当て方法が適用されていない状況下においては、受験における競争は不可避でしょう。

 であるならば、戦うしかないのです。社会に出れば、企業間、企業内でも競争は常態的にある訳ですし、そういう意味では、平和主義者をうたっても無意味なだけですね。。。