こんにちは、金曜担当の村上です。

今日は古来より受験生の注目を浴びて止まないトピックである「部活と受験、両立したほうがいいのか」について語ります。

これに関しては、そのときの学力がどれくらいのレベルに達しているかとか、部活にどれほどやる気があるかで、非常にケースバイケースとなってしまい、一般的に「こうだ!」と断言することはなかなかできません。ですので、あくまでも僕の個人的な意見をここでは述べたいと思います。

さて、僕は「部活やったほうがいい」派です。
現に高3の8月半ばまで部活をやっていました。
普通ならもっと早くに引退するはずなのですが、やっていたのが「ディベート」という競技でして、これが全国大会が8月の上旬にあるのです。(ディベートというのは、あるテーマについて討論する協議です。詳しくは下記URLを参照してください)
全国大会に行くなんて、お前の学校はどれくらい強豪なんだよ! という感じもしますが、そもそもディベートは全国でも100校ほどしか本格的にやっているところはなく、特に僕の地元の北海道は全国でも弱小地域だったので、地区予選を突破するだけなら簡単でした。
まあ、そんなことはどうでもよく、問題は8月半ばまで部活に拘束される、ということです。受験生にとっては、その攻略に合否がかかっていると言っても過言ではない夏休みを半分近く奪われるわけです。正直、痛いです。

ですが、大きく分けて2つの点で、僕は部活をやってて良かったと思います。

1点目。「モチベーション」
部活というのは辛いこともありますが、やはりやってて楽しいものです。とくに僕の場合、中高一貫の学校でしたので5年近くひとつの部活に打ち込んできたことになります。そこまでやっといて最後の一年をがんばらずに引退するというのはできませんでした。受験というものが大切なのはもっともなのですが、人によっては部活もそれ以上に大事という人がいると思います。そういう人は是非部活もがんばってほしいです。そうやって後悔しない道を選んだ方が、あとあと受験に本格的に打ち込むときもモチベーションを保てるでしょう。

2点目。ディベートやってる強み」
これを見ているあなたがやっている部活が、もしディベートなら、それは是が非でも続けてほしいです。ディベートで身につけることの出来るスキル―――コミュニケーション能力、リサーチ能力、プレゼン能力、論理的思考力、論文作成能力―――は、大学に入ってから目茶苦茶役立ちます。おそらく、就職活動やビジネスの場でも役立つでしょう。また、AO入試などにもディベートは活きてきます。僕の高校時代の部活の仲間にも、ある論文コンテストで全国一位をとり、慶応のAO入試に受かった人がいます。これは本人の親しいから言えることなんですが、もともとあまりAO入試で受かるようなタイプではありませんでした。ですが、ディベートやっている強みが発揮され、見事受かったのだと思います。

以上、部活肯定派の意見でした。両立すべきかどうかで悩んでいるみなさんの参考になればと思います。それでは、また。


ディベート甲子園(公式のディベート全国大会)
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